No.00012 ユニットバス
皆さんおはようございます😃
今日の夜に予定があると思っていたのに、
1週間ずれて予定を入れた事に気づき、何も無くなって少し得した気分のシンタニです
最近設計する時によく出てくるというか話をさせて貰ってるのが
「お風呂の窓、要る、要らない」論
要る派の方が結構いらして
その方は多分昔からのイメージで
「お風呂は湿気がたまるから窓をつけて換気をしなくては!」
とおもって窓をつけたくなるんだと思います。
(景色を見たいって方もいらっしゃいますが)
その外気を取り入れて換気が必要なお風呂って今のお風呂でしょうか?
昔は今みたいにユニットバス
(ユニットバスとは、工場などで予め成型される浴室のことである。
英語ではbath moduleという。
防水性の高い素材を用いて天井・床・壁を成型、内部には浴槽を設けておき、
現場に搬入した後に組み立てる。日本の間取図で用いられる記号はUB)
がなくてタイル張りでステンレスのお風呂にバランス釜が定番って感じでした
(皆さんのご実家やお爺さんやお婆さんの家でよくあったかなって思います)
その場合、水捌けも悪く、
水蒸気も溜まりやすい構造で換気もままならないので窓で換気する必要がありました
また24時間換気
(24時間換気システムとは、窓を開けなくても外気の空気を室内に入れ、
室内の空気を外に排出する仕組みのことを指す)
も完備される前の話です
でも今は基本的にユニットバスを使用し
24時間換気を標準としている日本の住宅にはまず窓を開けて換気をする必要なく
24時間常に部屋の中には新しい空気が充満してますし
特にトイレ、お風呂は局所排気といってそこから強制的に機械で排気してます
なので常時換気できてるんですよね
逆に言うと窓を開けて換気するって言うのは
その計算された24時間換気システムを無視して外部にから
不安定な量の空気を部分的に出し入れしてしまっているので
結果本来行き届いているはずの各部屋までの換気が滞ってしまいます
空気に色をつけることが出来ればこれを分かっていただけるのですが
なかなかイメージするのが難しいですよね
要するにお風呂は常に換気されていて
自然換気をする必要はないんです✨
どっちかと言ったら窓っていうのは基本的には
壁に比べて色々と性能がおとるので
光を取り入れる必要がなければ極力減らすことをお勧めします✨
ユニットバスの窓を付ける時は、窓の付いている位置に合わせ壁をくりぬき、
ユニットバスの中からサッシまで届くように
プラスティックやアルミの窓枠を4方取り付けて化粧します
見た目はきれいに収まりますが、
ユニットバスを使っていると、
この窓台が冬にいつも濡れていることに気が付きます
もちろんお風呂ですからシャワーの水も飛びますので、
濡れていてもおかしくないのですが、
シャワーを使わなくても濡れます
そうすると掃除もめんどくさいですよ
なので僕は「要らない」派としていつも説明させて貰ってますが
お客さんのおうちです✨
その窓がある事で幸せにつながる理由があるならつけてしっかり処理いたします😊